100年以上前の手仕事や自然の素材の個性を大切に生かす物作り。そこから生みだされる恍惚とする美しきジュエリーをこの特別な機会にぜひご堪能ください。
皆様のご来場をお待ちしております。

MEDERU とは、日本語の「愛でる」からとった言葉です。
この名の表す通り私たちは創業から15年間変わらず、愛用する豊かさについて思いを巡らせてきました。

ジュエリーという存在は、失くしさえしなければ、ずっとそばで形を留めていられるものです。それはもしかすると、持ち主の過ごす時間よりもうんと長く――。今も残る古いジュエリーを見ていると、小傷が重なった穏やかな質感や、つぶれながらも残る手彫りの文字を目にすることができます。その姿を見るたびに、ここには持ち主がいたのだという当たり前のことに気付かされます。時を経てものがもの以上の気配を纏う。ジュエリーはファッションである以上に、その人を物語るものであると思います。
だからこそ、純粋に身につけてほしい。
　かつてジュエリーが背負わされた富や権威の象徴のように誰かに見せつけるものではなく、もちろん、宝石の価値や一過性の流行のように誰かが勝手に決めた価値観でもない、自分にとって満たされる美しさを。そうして自分の中に生まれる憧れを知ったり、それを持ち続けることで自分らしさが形作られるような喜びを、一人でも多くの方に届けたいと思うのです。ささやかだけれど、日々に少しの幸福感と勇気をもたらして、一歩先へと歩みを進めてくれるもの。そんな存在こそが、いつの日か愛用品となり得るのではないでしょうか。私たちは静かに心満ちる時をもたらす、内なる贅沢を生み出すアトリエとなりたいと思っています。